【第一例会専用】waiz卓：Pathfinder 2e

350 ：waiz ◆y0PeEVSj8c ：2025/04/07(月) 18:45:51 ID:T//NWZYz

★★★★ウレビアン★★★★
メール・フィストフィルス・フィールドコマンダー
取引を熱望する契約の悪魔


500年以上前から、ウレビアンとベルコラには拘束力のある契約が結ばれている。
その契約とは、ウレビアンがベルコラの忌まわしき軍隊を訓練し、
率いて、ガントライトからアブサロムまでのスターストーン島の集落（現在はオタリも含む）を攻撃することを助けることである。
ウレビアンは、忠誠を誓うデヴィル達をベルコラの大義に従わせなければならない。
その代償として、ベルコラはウレビアンが有名な戦士ヴォル・ラジャニの魂を受け取ることに同意した。
ラジャニの魂は、ある強大なヴェルストラクの扇動者にとって重要な関心事であり、ウレビアンはその魂を手に入れる前に罪を犯してしまった。
その結果、ウレビアンの個人的な力は大きく損なわれたが、彼はこの機会を無視することはできないと考えていた。

　この取り決めには数年、数十年はかかると思われたが、数百年はかからないだろう。
その意図は、ベルコラがモンスターをアブサロムまで行進させ、ウレビアンが軍司令官を務めるというものだった。
ヴォル・ラジャニは街を守護する名の知れた人物であったため、彼は必ず戦いで軍と出会い、ウレビアンは彼女の魂を奪うことができた。
ウレビアンは、直接的な行動でなくとも、抜け道で貴重な魂を手に入れられると確信していた。
まず、契約書には「ラジャニの魂」と書かれているが、ヴォル・ラジャニについては特に触れられていない。
第二に、契約ではウレビアンやベルコラの同盟者が魂を渡すことを禁止しているが、ベルコラだけが悪魔に報酬を支払うことを確実にするために、
ベルコラの敵が代わりにラジャニの魂を渡すことを許す文言になっている。

　ベルコラが亡くなると、契約は永久に保留された。ウレビアンは契約を守るために必要最低限のことを行い、デヴィルや捕らえたフレッシュウォープを訓練した。
ヴェルストラクの扇動者との契約では、物質界を離れる際にはまず扇動者の前に姿を現す必要があり、ウレビアンは手ぶらで行ってはならないと知っている。

　しかし、ベルコラが戻ってきたことで、状況は一変した。ウレビアンは、ようやく契約から逃れられる可能性が出てきた。
しかし、その契約を果たすには、ジャファキの手下との戦いと、地上に出てからの戦いが必要である。信頼できる手下は、
なかなか替えがきかないことを彼は知っている。ウレビアンは、ラジャニの魂を外部からすぐに手に入れるという迅速な解決を好む。

　魅力は常にウレビアンの最大の資産である。他の契約の悪魔たちが、堅苦しい条項や隠された意味、
厳しいペナルティーで優位に立つことを誇る一方で、ウレビアンは誰にとっても有益な取引を、笑顔で行うことを好む。
デヴィルは自分の刻印を利用するという悪い評判があるが、それを逆手に取るのがウレビアンの強みであり、彼はそれをうまく活用している。